Twitterのアイコンが、青い鳥から柴犬に変更されました。
この柴犬は日本で暮らす「かぼすちゃん」というワンちゃんです。
かぼすちゃんが、どうしてここまで有名になったのでしょうか?
かぼすちゃんは殺処分寸前の元保護犬
かぼすちゃんは、17歳の柴犬です。
かぼすちゃんは、倒産した繁殖業者が処分の為に、たくさんの柴犬達と動物愛護センターに持ち込まれ、殺処分寸前のところを、かぼすママに引き取られました。
持ち込まれた他の多くの柴犬達は、悲しい最後を迎えたそうです。
「かぼす」という名前は、愛護ボランティアさんによって名付けられたそうです。
かぼすちゃんのdogeミームが海外で大人気!
かぼすちゃんを語る上でdoge(ドージ)とmeme(ミーム)は外せません。
「ドージ」とは、「ミーム」とは、いったいどういう意味なのでしょう?
doge(ドージ)とは?
dogeとはdog(犬)のスラング。dogのスペルをわざと崩したもの。
日本のネットユーザーが「ねこ」を「ぬこ」と言ったりするのと同じ現象。
英語のネットスラング辞典より
「イヌ」も「イッヌ」て言いますよね。
ミームとは?
簡単に言うと、面白い画像や動画が拡散されていく文化のことを指します。
概念的なものであり、スラング的表現でもあることから、明確な定義がありません。
そんなことから、「ミームとは?」に対する答えをハッキリと説明できないのです。
kiminiブログより
形のない漠然としてたもののようですね。
かぼすちゃんが海外で人気になった理由
2013年に海外の人気ネットユーザーの間で、かぼすちゃんの独特な表情の画像が目にとまり
この、かぼすちゃんの画像を面白く加工したドージ画像が爆発的に広り、大人気となったため、「DOGE=かぼす」と認識されるほどに。
一躍、大人気ドージミームとなった、かぼすちゃんの勢いは止まらず、仮想通貨「ドージコイン」のシンボルに。
そして、2023年4月にはTwitterのロゴになったのです。
かぼすちゃんは海外の柴犬人気の立役者!?
海外で柴犬などの日本犬が広まったキッカケは、2009年にアメリカで公開された「ハチ公物語」のリメイク版「HACHI 約束の犬」と言われていますが、
ドージコインのシンボル、Twitterのロゴになった経緯を考えても、かぼすちゃんの海外の影響力のスゴさは無視できません。
海外の柴犬人気の立役者となった事は、間違いないと思われます。
かぼすちゃんの写真が4億7000万円!?
2021年、かぼすママは、かぼすちゃんの写真数点をNFTのチャリティーオークションに出品しました。
かぼすちゃんの写真がオークションに出された理由
かぼすちゃんのミームが大人気となった裏では、かぼすちゃんの画像で勝手に商品が作られ、お金儲けの手段として画像が使われていました。
ドージコインは、ほとんどがチャリティーに使われていた為、シンボルになった事は嬉しかったようですが
ただ誰かの金儲けの手段に使われている事に対しては、失望があったようです。
だったら
今まで散々かぼちゃんの写真が他人のお金儲けに使われてきたけれど、今度は私の使いたいように使おう
かぼちゃんの画像は、誰かの金儲けのためではなく、誰かの幸せのために使ってほしい
との思いから、
世界的に有名になった写真を含めて計8枚の写真を、出品しました。
オークションには反対の声も
オークションには反対の声が多く寄せられました。
落札価格は合計5億300万円!
1億はいくんじゃないかと言われていたんです。でも蓋を開けてみたら合計で5億300万円でした。頭が真っ白になりましたね。
オークションの結果は、最も有名な写真は4億7000万円。他の写真分を合わせて、合計5億300万円でした。
オークションの売上の使い道は?
保育士として働くかぼすママは、恵まれない環境で暮らす子供達を救いたいという想いから
国内外の子供の人権を守る団体に寄付をし、
残ったお金で、ベトナム・イラク・南スーダンで幼稚園と学校を建設中です(2022年11月時点)。