アイドルグループ・JamsCollection(ジャムズ コレクション)のリーダーを務める坂東遥さんが、2023年3月をもってグループから卒業と同時に、アイドル活動からの卒業も発表されました。
坂東遥さんと言えば、メンバーカラーの白色のヘッドホンを着けて踊る姿が印象的。JamsCollectionは2021年に9名体制でスタートしましたが、翌年2022年9月には、詳細は非公表だが「重大な違反行為」により4名が脱退を発表。チームがトラブルに遭遇する中、アイドルは「天職」と語っていた坂東さんですが、どうしたのでしょうか?
坂東遥プロフィール
坂東遥(ばんどう はるか)さんは、生年月日は1995年11月3日、神奈川県出身、血液型はA型。
アイドルグループ・JamsCollection(ジャムズ コレクション)のリーダーを務めメンバーカラーは白色。出版社から写真集を出すことが夢で、特技は足ツボと嗅覚が犬並みなこと。
自身が「両耳低音障害型感音難聴」(りょうみみていおんしょうがいがたかんおんなんちょう)という先天性の聴力障害である事を公表されています。
坂東遥はヘッドホンを着けて、誰よりも踊る難聴のアイドル
坂東さんの事務所がファンに向けた公表文の一部抜粋です。
CoverGirlsの坂東遥ですが、先天性の〝両耳低音障害型感音難聴〟(りょうみみていおんしょうがいがたかんおんなんちょう)という聴力障害を持っています。 症状としては「低い音が聞き取りづらい」「会話での聞き取りが上手く出来ない 」「発症時にめまい」「音の聞き分けがうまくできない」などがございます。そのためLIVEでは耳を保護するためヘッドフォンやイヤフォンを付けてステージに上がらせて頂いております。 日々の生活を送る上で大きな困難はありませんが、特典会等での皆様との会話の際にうまく聞き取れず聞き返してしまうこともあるかと思いますが、皆様と直接お話できる機会を本人は楽しみに、大切にしておりますのでご理解頂けますと幸いでございます。
Cover Girls official blogより
※CoverGirlsというのは、坂東さんが以前所属していたアイドルグループです。
坂東さんが自身の聴覚の異変に気付いたのは小学生3年生ぐらい、補聴器を着けて生活をしていた時期もありましたが、自身に合わず補聴器を着けることやめてしまいました。着けないと結構聞こえないレベルなのですが、そのままで生活をしているそうです。
最初は事務所にもファンにも自身の障害の事を黙っていました。しかし、その内に「全然話を聞いてないんじゃない?」「なぜ話しているのに無視をするの?」など周りから言われるようになったので公表を決意したそうです。
自身の障害を公表するまでのヘッドホンやイヤホンをしていなかった時期は、ライブ中の爆音で目眩で倒れたり、耳鳴りが一週間続いたりしたそうで、1年でも半年でも長く、自分がアイドルをやりきれるまで続けれるようにヘッドホンをするようになりました。その事で、歌を歌わず完全に被せでパフォーマンスをしなければならず、自分の理想のアイドル像とは程遠くなり、ファンにも申し訳ないという気持ちもありますが、元々自分が好きだったダンスを誰よりも激しく大きく踊る事、誰よりも楽しそうにライブをする笑顔が、生歌をできない自分に出来る事だと、パフォーマンスを全力でやっているそうです。
坂東遥の卒業は病気のせい!?適応障害が原因?
坂東さんは卒業宣言のツイートで下記のように述べています。
今年に入ってわたしは適応障害になってしまって、自分自身と病気と向き合っていく中で、今のわたしはどんなことにわくわくして、何にやりがいや幸せを感じるのか、たくさん時間をかけていろんな人に話を聞いてもらって、たくさんたくさん考えたとき、アイドルではない坂東遥の第二の人生を歩みたい、という答えが出て卒業という形に辿り着きました。
坂東遥Twitterより一部抜粋
チームのリーダーとして、自分がアイドルとして経験した事で生かせることは、自分が引っ張っていきたい。また、自分は口で引っ張っていくタイプではないので、行動や地道にコツコツとする努力を自分が一番頑張って、他のメンバーに見せていかないといけない。と話していた坂東さん。アイドルとして、リーダーとして、誰よりも真面目に取り組んできた中で心がパンクしてしまったのかもしれませんね。
まとめ
2023年4月に彼女の目標であり、叶えたかった夢である「写真集」が発刊されます。
先天性の聴力障害を抱えながらも、アイドルとして一生懸命駆け抜けてきたに違いない坂東さん。たとえハンデがあったとしても、一生懸命努力をし続ければ夢は叶う。という事を体現して見せてくれたように感じます。多くのファンが坂東さんの姿を見て、励まされ勇気をもらったに違いありません。