東海大菅生野球部の部活の体罰内容が知りたい!その他体罰事例も

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東海大菅生高校野球部の若林弘泰監督(56)が、部員に対する暴力行為により、謹慎をしていることが分かりました。東海大菅生高校野球部と言えば、春夏通算8回、甲子園に出場している東京の強豪校です。

学生時代の部活動と言えば、青春の一コマとして思い出深く、学生生活に大きな影響を与えます。多くの人が素晴らしい部活動経験をする一方で、指導を受ける上での体罰・暴力によって人生を狂わされた学生がいるのも事実です。近年では、監督やコーチによる体罰・暴力行為が表沙汰となり、問題として取り上げられるようになりました。今回も部活動での体罰と聞いて「また」と感じる人も多いのではないでしょうか。

今回は、東海大菅生高校野球部の体罰と、その他の学校で過去に表沙汰となり問題となった部活動での体罰を振り返ってみました。

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目次

東海大菅生高校野球部の体罰問題とは

中学時代に強豪チームに所属し、これからが期待されていた1年生のA君が両親に、部活動での体罰が理由で「学校を辞めたい」「このまま野球を続けていたら自殺してしまうかも」と訴えました。これに驚いた両親が学校側に事実関係を問い合わせた事で発覚します。

関係者によると、A君は8月頃から若林監督から、ノックバットのグリップエンドで殴りつけたり、蹴りを入れられたり、胸倉を掴んで壁に押し当てられるなど日常的に暴力を受けるようになり、そのショックから部活を辞めただけでなく、年末には学校も退学しました。

監督による息子への暴力行為があったのは事実です。Aは2022年10月に病院を受診し、監督による暴力行為に基づく適応障害との診断を受けました

文春オンラインより A君父親証言

この体罰問題をうけて、若林弘泰監督は謹慎。日本高野連により2023年1月18日の審議委員会を経て、1月20日の日本学生野球協会緊急審査室会議で処分が決まる予定です。

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その他部活動体罰事例

①姫路女学院高校ソフトボール部、アゴが外れるほどの平手打ち

2022年、ソフトボール部顧問の男性教諭(41)が1年生女子部員生徒(16)の左頬を平手打ちし、女子生徒はあごが外れ食事にも苦労するなど「外傷性開口障害」で全治1ヶ月の診断を受けました。

体罰の理由は試合に被害生徒がユニフォームを忘れたため。女子生徒は母親が届けた忘れたユニフォームに着替えてベンチで仲間を応援しようとしましたが、それを男性教諭が許さず、「帰れ」と男性教諭に言われたものの、帰るわけにもいかず怪我に絶えながら仲間と離れた場所で約5時間立ちっぱなしでした。男性教諭はその日は暴力の他、暴言も浴びせます。翌日、試合に姿を見せた女子生徒に対し「ちゃんと反省しとんのか」などと言ってお尻を2発蹴り、頭もたたきました。

日常的に頭や肩を叩いていたり暴言をはいていたと指摘された事に対し、男性教諭はじゃれあいのつもりだった。と言います。同年10月12日付けで男性顧問は懲戒解雇に。

女子生徒は精神的なショックで「うつ状態」と診断され、その後、高校を退学したそうです。

②私立秀岳館高サッカー部、SNS動画投稿と監督の虚偽発言

2022年、サッカー部の30代男性コーチが3年生部員に暴行した動画がSNSで拡散し、それについて部員11人が顔と名前を出して謝罪する動画が部のアカウントから投稿(現在は削除)されましたが、部員たちの意思で投稿とされたその謝罪動画に、段原一詞監督(49)が関与していたことが発覚。さらに、段原監督が民放局の番組出演時に虚偽の証言をしたため、大きな騒動になりました。

30代男性コーチは3年生部員への暴行に対して書類送検、懲戒免職処分と退職。段原一詞監督(49)も退職となりました。

秀岳館サッカー部に関しては、わずか2年以内にサッカー部で起きた暴力行為が38件。職員から部員への暴力25件、部員同士の暴力が13件報告されました。

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③私立瓊浦高校バドミントン部、野球部、監督らによる体罰が横行

2022年、男子バドミントン部の林貴昭監督(49)が、部活中に複数の部員の尻や太ももを蹴ったり、髪を引っ張ったりするなどしました。林監督は数年前にも当時の部員の髪を引っ張るなどしていたそうです。林監督は「生徒をなんとか強くしたいということで、思いが行き過ぎた」と説明、行為を認め自宅謹慎に。

同校野球部もまた監督による暴行・暴言が発覚前監督を副部長にして、部長を新監督に昇格させました。監督の処遇については解任せず、1年半は監督はせずに言葉の使い方や指導の仕方を勉強するそうです。

④鴨川市立中学校剣道部、防具なしの頭を竹刀で殴る

2016年、男性教諭(39)が、防具をつけていない部員の中学2年生の女子生徒に対して、竹刀で頭を叩いたうえ、喉を突き脇腹を蹴るなどの体罰をしました。女子生徒はこの体罰で、脳震盪(のうしんとう)や首の打撲などの重傷を負い、約1ヵ月間入院しました。また、男性教諭は、複数の生徒に対しても同様の体罰をしていたことも確認されました。

女子生徒の保護者が千葉県警に被害届を提出したことで、男性教諭は傷害罪として罰金50万円の略式命令を受け、停職6ヶ月の懲戒処分になりました。

⑤大阪府立桜宮高等学校バスケットボール部、執拗な体罰で自殺へ追い込む

2012年、当時顧問だった男性教諭小村基(はじめ)被告から暴力を受けていたバスケ部キャプテンだった2年生男子生徒(17)が自宅で自殺しました。

自殺前日、試合中にもかかわらず、小村被告はプレーをしていた男子生徒を平手で殴りつけ、さらにコートの中を追いかけ、体育館の壁に追い詰めて逃げられないようにして20発ほども殴り続け、口が血まみれになっても殴っていたそうです。また、生徒が自殺した後も「学校から止められている」「体調が悪い」と言い、弔問に来なかったそうです。

他にも、小村被告は男子生徒だけではなく他の部員にも暴行しており、教師になった24年前からずっと体罰指導を続け、桜宮高校で教諭だった妻も体罰を容認し、部員以外への体罰で学校から指導されると部員限定で体罰を続け、通称「倉庫イン」と呼ばれ、部員を倉庫で隠れて殴るという行為も行っていたといいます。

小村基(はじめ)被告は懲戒免職となった後、傷害などの罪で在宅起訴され、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決が確定しました。この問題は事件として扱われ、その後の体罰問題対策にのりだすきっかけになりました。

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まとめ

個人的には、ある程度の厳しい指導は必要だと思いますが、行き過ぎた行為はもはや指導ではなく暴力です。表沙汰となった部活動での体罰はまだまだ氷山の一角かもしれません。一人でも多くの学生が、楽しい青春時代を過ごせるよおに、適切な指導が出来る指導者が増えて欲しいですね。

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